▶︎メリット
「無垢材」は、非常に人気の高い建材です。多くの人がこれを家づくりの素材として利用しています。
ここでは、この無垢材のメリットについて取り上げます。
<無垢材には「過ごしやすさ」がある>
無垢材の持っているもっとも大きなメリットとして、「過ごしやすさ」が挙げられます。
木のぬくもりがしっかりと感じられる建築素材であり、非常に心地よく過ごすことができます。
無垢材を好む人の多くが、この「自然さ」「心地よさ」を選ぶ理由として挙げています。
現在日本で使われている建築素材は、当然のことながら、検査項目をクリアしています。
しかしシックハウス症候群を引き起こす可能性も0に。とって過ごしやすい家でもあるため、
小さなお子さんをお持ちのご家庭などに特に愛されています。
<調湿効果や温度変化に強いという効果もある>
「無垢材の家は過ごしやすい」といわれるのは、単純に、気持ちの問題だけではありません。
実は、無垢材は調湿効果や温度変化に極めて優れた効果を示す建築素材でもあるのです。
無垢材は、余分な水分を吸い取る効果を持つと同時に、
空気が乾燥している場合は水分を排出するという機能を持っています。
湿度を吸ったり吐いたりするその機能は、しばしば「呼吸」にたとえられます。
加えて、無垢材は実は熱伝導率が極めて低い素材であるという特徴を持っています。
そのため、一度部屋を暖めると、なかなか部屋が冷えにくく、一定の温度を保ち続けてくれるわけです。
冬でも床に寝転がれる家、と言われるのはこのためです。
自然の風合いを感じられる家にできること、高い吸湿性を誇ること、
そして熱伝導率が低く冬でも快適な家を保てることから、無垢材はさまざまな人に愛されています。
自然派の人やアレルギーを持っている人にとっては、第一の選択肢として挙がってくる建材といえるでしょう。
▶︎デメリット
無垢材は、調湿性能の高さや温度変化がしにくいという特徴を持っているため、
多くの人に愛されている素材です。
また、自然の木そのものの外見は単純に心地よく、これも支持される理由となっています。
ただ、無垢材はメリットばかりを持つ建材ではありません。
公平な視点から見るために、ここでは無垢材のデメリットについて着目していきましょう。
<無垢材は傷や汚れが付きやすい>
無垢材の最大のデメリットは、「傷や汚れに弱い建材である」ということでしょう。
たとえ硬めのものであっても、無垢材はやはり「木」です。
そのため、硬いものを落とすと、それが「傷跡」として残ります。
また、水にも弱く、たやすく輪ジミなどを作ってしまいます。
「無垢材の良さを存分に感じたい」ということで、無塗装を選んだ場合はさらにこの傾向が強くなります。
無垢材はその性質上、小さなお子さんをお持ちのご家庭にも好まれます。
しかしお子さんが物を落としたり水をこぼしたりしたときの
手入れが大変だというデメリットが、無垢材にはあります。
このため、まめに手入れすることは当然として、
傷やシミも「家の味」「家の歴史」として受け止めていける姿勢が求められます。
<無垢材は膨張する>
無垢材は調湿性に優れた素材であることが、大きな魅力です。
しかしこれは、「無垢材は縮んだり膨れ上がったりする」ということと一緒に考えなければなりません。
無垢材は、過度に乾燥した環境や過度に湿った環境に置かれると、
収縮と膨張によって「反り」などのトラブルが起きることがあります。
もっとも、これは建材として使う前に、使うべき環境に少しおいておくことである程度は調整が可能です。
また、上で挙げた「傷がついた無垢材」も、薄く全体を削っていくことで、目立たなくさせることはできます。
無垢材には、メリットもデメリットもあります。
使う人間に対して、心地よさと手間を求めるのが、無垢材の個性といえるでしょう。
カワイハウスではメリット・デメリットを考えお客様に最適な住宅環境をご提案させていただきます。
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